元別れさせ屋のHです。
この記事は、僕が現場で実際に担当した案件を集めたものです。
最初に、このサイトの実話が何なのかを書いておきます。
- 別れさせ屋で調査員・工作員・担当者として現場にいた人間が書いています
- 個人が特定されないよう、細部は伏せるか改変しています
- 成功した話だけを並べません。失敗した話、受けなかった話も書きます
今回はまず、どこにも書いていない2件から始めます。同じ「第三者からの依頼」でありながら、結果が正反対になった案件です。
第三者からの別れさせ依頼は、けっこう多い
先に前提を書きます。
別れさせ屋への依頼は、当事者本人からだけではありません。親御さんや幼馴染といった第三者からの依頼も、けっこう多くありました。
ただし、この手の依頼は慎重に扱っていました。理由があります。
依頼者が一方的に勘違いしているケース、一方的なエゴで別れさせようとしているケースがあるからです。だから、丁寧にヒアリングをしたうえで、受けるかどうかを判断していました。
【未公開の実話①】親御さんからの依頼で、失敗した話
依頼者は親御さんでした。自分の子どもと、その交際相手を別れさせたい、という依頼です。
現場は、うまく進んでいました
工作自体は順調でした。別れさせたい相手に工作員が接触を重ね、いい形で進んでいたのです。
問題は、現場の外で起きました。
依頼者が、自分で壊しました
依頼者である親御さんが、自分の子どもに口うるさく言い、否定的な言い方を重ねてしまったのです。
結果どうなったか。ターゲット同士の絆が、かえって深まりました。
外から否定されるほど、二人は結束します。現場ではよく見た現象です。
担当だった僕は、依頼者にずっとアドバイスを続けていました。ですが、聞く耳を持ってもらえませんでした。そして暴走した結果が、この失敗です。
警察から、依頼者に電話が入りました
さらに、この案件では親御さんが余計なことをしでかしました。
その結果、ターゲットが警察に相談し、警察から依頼者へ電話が入っています。
内容としては状況確認と軽い注意で終わったものでした。ですが、依頼者の行動が警察を動かしたという事実は変わりません。
正直に書きます
この依頼者は、ヒステリーが強い方でした。
仕事としてお受けした以上、最後まで担当しました。ですが正直なところ、ターゲットになった方が可哀想だと思える部分もありました。
あんな親は嫌だ
そう思ったことを、今でも覚えています。
【未公開の実話②】幼馴染からの依頼で、成功した話
もう一件は、幼馴染からの依頼でした。
条件が良い案件でした
この案件は、ターゲット同士がすでにギクシャクしていました。関係に隙がある状態で、比較的可能性が高い案件です。
ただし、別れさせるには経費もかかりそうな案件でした。だから事前に依頼者へ相談しています。
返ってきたのは、「成功するためには予算を惜しまない」というスタンスでした。熱量が、とても高かった。
依頼者が、現場を壊しませんでした
①と決定的に違ったのが、ここです。
この依頼者は、僕たちが進める工作活動に対して肯定的でした。そして僕からのアドバイスにも、しっかり対応してくれました。
余計なことをしない。言われたことをやる。それだけです。
結果
ターゲットは別れを選択しました。そして、幼馴染である依頼者のもとへ身を寄せる形になります。
依頼者の要望は、叶いました。法的なトラブルも一切ありません。
この依頼者について
とても良い人でした。
ターゲットとのコミュニケーションも確認していましたが、やり取りは良好で、ターゲットから頼りにされているのが分かりました。
人に好かれる人って、こういう人だな——そう思える方です。
一緒に飲みに行ったこともありました。ものすごく感謝され、全部ご馳走になったのを今でも覚えています。
別れさせ屋の立場から見ても、率直にこう感じていました。
こういう人は成功できるよね
二つを分けたのは、工作の腕ではありません
並べて読むと、はっきりします。
| ①親御さん(失敗) | ②幼馴染(成功) | |
|---|---|---|
| 現場の進み方 | 順調に進んでいた | 条件が良かった |
| 依頼者の行動 | 口うるさく否定を重ねた | 余計なことをしなかった |
| アドバイス | 聞く耳を持たなかった | しっかり対応した |
| ターゲットとの関係 | 可哀想に思えるほどだった | 頼りにされていた |
| 結果 | 絆が深まり失敗 | 別れを選び成功 |
| その後 | 警察から依頼者へ電話 | トラブルなし |
①は、現場がうまくいっていたのに失敗しました。②は、条件が良かったとはいえ、依頼者が邪魔をしなかったから成功しています。
何度でも書きます。成否を分けるのは、工作員の腕より依頼者の振る舞いです。
とくに①で起きた「外から否定するほど二人が結束する」という現象は、第三者からの依頼で最も多い失敗パターンでした。別れさせたい相手を悪く言うほど、相手をかばう理由を作ってしまうのです。
第三者からの依頼で、僕が必ず確認していたこと
親や友人から「あの二人を別れさせてほしい」と言われたとき、僕が見ていたのは次の点です。
- 勘違いが混ざっていないか。相手を悪く言う材料が、伝聞だけで成り立っていないか
- 一方的なエゴになっていないか。本人の幸せではなく、依頼者の体裁や支配欲が動機になっていないか
- 依頼者が、自分で動かずにいられるか。ここが守れない人は、①と同じ結末をたどります
- 本人との関係が良好か。②の依頼者は頼りにされていました。別れたあとの受け皿があるかどうかは大きい
この4点を聞いたうえで、受けないと判断した依頼もあります。どんな動機でも即座に「できます」と言う会社は、ここを見ていません。
現場で見てきた実話を、テーマ別にまとめます
ここからは、すでに記事にしている実話です。どれも、今回の2件と同じ結論に行き着きます。
工作がバレた瞬間の話
接触の仕方、工作員の重複、そして依頼者の一言。何がきっかけでバレるのかを4つ挙げています。バレた時点で、その案件はほぼ終わりです。
警察沙汰になった話
GPSの違法設置で現場が破綻した案件です。3社目の依頼として来られた方で、難易度が高く、結果として撤退しています。
「自分に気がある」が本人の口から覆った話
職場の既婚女性を好きになった依頼者の案件。出張・飲酒・肉体関係まであったのに、本人の答えは「恋愛感情は全くない」「勘違いされていて困っている」でした。
4か月、連絡を止めさせた話
復縁工作で、依頼者に一切連絡させなかった案件です。毎日1〜2時間の電話で暴走を止め続けました。動いたのは日数ではなく、相手の状態が変わったときです。
夫が自分から「離婚」と言い出すまでの話
3年続いた不倫関係からの依頼。工作員が夫に接触し、最終的に夫のほうから離婚を切り出しました。10か月後、依頼者から挙式の写真が届いています。
元恋人が夢中になった相手に、恋人がいた話
新しい恋人ができた元恋人との復縁依頼。工作員が接触して分かったのは、相手の女性に長年の恋人がいて、元恋人だけがそれを知らなかったことでした。
大手で失敗した案件を引き継いだ話
期間制契約で、前の業者がほとんど活動していなかった案件です。引き継いで接触は回復しましたが、依頼者自身への評価は引き継がれませんでした。
後悔した人が、何を悔やんでいたか
2社目・3社目として来た人たちの言葉です。「メディアに出ている別れさせ屋を信用しすぎた」「社歴を鵜呑みにした」。稼働保証が守られず、訴訟に至った人もいました。
成功する依頼者の特徴
同じ業者に頼んでも結果が変わる理由です。今回の②の依頼者が、まさにここに当てはまります。
成功率は本当は何%だったか
僕の体感では、完全に成功した案件が約40%。依頼者が途中で満足して離脱したケースを含めると約55%でした。
悪徳上司の下で、依頼者がどうなったかの話
工作が進まない理由を、依頼者の落ち度にすり替えるのが上手い担当者がいました。追い詰められた依頼者は自分を責め、苦情も口コミも残さず黙って離脱していきます。
よくある質問(FAQ)
- 別れさせ屋に、本人以外が依頼することはできますか?
-
できます。親御さんや幼馴染といった第三者からの依頼は、現場では決して珍しくありませんでした。ただし、依頼者が一方的に勘違いしているケースや、一方的なエゴで別れさせようとしているケースもあるため、僕は丁寧にヒアリングしたうえで受けるかどうかを判断していました。
- 親が子どもの交際相手と別れさせることはできますか?
-
工作として進めることは可能ですが、僕が担当した案件では失敗しています。工作自体は順調に進んでいたのに、依頼者である親御さんが子どもに口うるさく否定的な言い方を重ねた結果、かえって二人の絆が深まってしまいました。外から否定するほど、相手をかばう理由を作ってしまいます。
- 依頼したあと、自分は何をすればいいですか?
-
基本は「余計なことをしない」です。成功した案件の依頼者は、工作に肯定的で、こちらのアドバイスにしっかり対応してくれました。逆に失敗した案件では、依頼者が聞く耳を持たずに自分で動いてしまっています。成否を分けるのは工作員の腕より依頼者の振る舞いです。
- 依頼者の行動が原因で警察が動くことはありますか?
-
あります。僕が担当した案件では、依頼者である親御さんが余計なことをした結果、ターゲットが警察に相談し、警察から依頼者へ電話が入りました。内容は状況確認と軽い注意で終わりましたが、依頼者の行動が警察を動かしたという事実は変わりません。
- 別れさせやすい案件には特徴がありますか?
-
ターゲット同士の関係にすでに隙がある案件は、可能性が高くなります。成功した案件では、二人がもともとギクシャクしていました。逆に関係が良好で隙がない場合、工作が成立しても結果は出ません。
- 費用を惜しまないほうが成功しますか?
-
予算だけで決まるわけではありませんが、成功した案件の依頼者は「成功するためには予算を惜しまない」というスタンスで、経費がかかる見込みを事前に相談したうえで進められました。重要なのは金額そのものより、事前に見通しを共有できる関係があったことです。
- このサイトの実話は、どこまで本当ですか?
-
別れさせ屋で調査員・工作員・担当者として現場にいた人間が書いています。個人が特定されないよう細部は伏せるか改変していますが、出来事と発言は実際のものです。また、成功した話だけを並べず、失敗した話や受けなかった話も書いています。
まとめ
- 別れさせ屋への依頼は本人からだけではない。親や幼馴染からの第三者依頼も多かった
- ただし勘違いや一方的なエゴが混ざるため、受けるかどうかは慎重に判断していた
- ①親御さんの案件は現場が順調だったのに失敗。依頼者が子どもを否定し続け、二人の絆が深まった
- さらに依頼者の行動でターゲットが警察に相談し、警察から電話が入った
- ②幼馴染の案件は依頼者が余計なことをせず、アドバイスに対応したから成功。トラブルもなし
- 成否を分けるのは、工作員の腕より依頼者の振る舞い
- 別れさせたい相手を悪く言うほど、相手をかばう理由を作ってしまう
👤 監修者:元工作員Hからのメッセージ

恋愛コンサルタント・結婚相談所経営
この2件を並べて書いたのには、理由があります。
①の案件は、現場としてはうまくいっていました。それでも失敗しました。担当だった僕がどれだけアドバイスしても、依頼者は聞く耳を持たなかったからです。あのときのことは、今でも苦い記憶として残っています。
一方で②の依頼者は、本当に良い人でした。一緒に飲みに行って、全部ご馳走になったことまで覚えています。ターゲットから頼りにされているのが、やり取りを見ていて分かりました。
別れさせ屋の仕事をしていると、依頼者を見れば結果がだいたい読めるようになります。腕のいい工作員を何人つけても、依頼者が壊せば終わりだからです。
この記事を読んで、もし「自分は①に近いかもしれない」と思ったなら、それは悪いことではありません。気づけた人は、止まれます。止まれた人から、結果が変わっていきます。
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